エクステリアのプランニングのポイント
門扉や庭、フェンスといったエクステリアをプランニングする際には、ぜひ覚えておいてほしいポイントがいくつかあります。まず、門扉は基本的に外開きなのですが、注意が必要なのは扉を開いたときに、道路にはみ出してしまうということ。家の前の道路が人通りや車通りが多い場合には、内側に開く扉の方が安全で無難かもしれません。 また、インターホンについてはカメラに人の顔が写るようにしておいてください。うっかりすると全然人の映らないインターホンになってしまう事があるので、注意が必要です。
そして、門扉と玄関は直線上に並ばないように注意してください。何となく門を開けて真っ直ぐ玄関というのは良さそうに感じますが、それをやってしまうと奥行きが感じられずバランスも悪くなってしまいます。逆に門扉と玄関の位置をわざとズラすことによってバランスが良くなり奥行きを感じやすくなるのです。敷地の問題などでどうしても直線上になってしまう場合は間に植裁などを設置して視界を遮るといいでしょう。
次にエクステリアにおいて重要な庭。おそらく多くの人が樹木を設置すると思うのですが、ここにも守ってほしいポイントがあります。それは樹木に大きく常緑樹と落葉樹の2種類が存在すること。常緑樹はその名の通り、1年を通して葉のある樹木のことであり、こちらは敷地の境界に設置して目隠しなどに使うのがおすすめ。これに対して落葉樹は夏には生い茂る葉で日差しを遮り、冬になれば枝の間から太陽光を届けてくれます。
また、庭にはウッドデッキを設置することも多いでしょう。ウッドデッキは常に雨風に晒されてしまうので、作る際は強度や耐久性の高い木材を用いるのが基本です。一般的なのはウェスタン・レッドシダーやイペなど。しっかり小まめに手入れをして使えば10年くらいは持つと言われています。手入れをする時間がなかなか取れない方にお勧めのウッドデッキは樹脂でできているものです。樹脂製だと腐食する心配がないので、メンテナンスが面倒という方にはお勧めです。樹脂のウッドデッキは質感が好きじゃないという方もいるかと思いますが、最近では、木粉を混ぜた樹脂デッキも用意されています。それであれば木のような質感で上部なウッドデッキを設置することができます。
他にも設置するアイテム類の色はどうするか、中から外を見たときにどんなイメージになるのかなどを検討しておくと、より良いエクステリアが完成すると思います。
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